本物づくりのまち狭山市

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地元企業の確かな技術・優れた製品を徹底解剖!

大地の恵みを大切にお客様の期待に応え続けます

仕事と美味しさを極めたい

小岩井乳業株式会社 風戸 良介 様 數間 研輔 様

小岩井乳業株式会社に入社したきっかけは何ですか?

(數間さん)機械をいじるのが好きで、工業系の学校に通っていたところ、小岩井乳業株式会社那須工場から施設部門の求人がありました。小岩井乳業の商品は、子どもの頃から飲んだり、食べたりしていて、身近に感じていたので、入社しました。

(風戸さん)大学で発酵や微生物に関する勉強をしていて、就職活動では、勉強していたことを活かせるような会社を受けました。「小岩井乳業」という名前や商品は、家族や友人も知っていたので、興味を持ちました。

 


現在のお仕事の内容は?

(風戸さん)製造部門でヨーグルトを製造するための原料となる牛乳受入や配合を担当しています。ヨーグルトを製造するためには、タンクに牛乳やヨーグルトの素となる乳酸菌を入れ、そのタンクの中でじっくりと時間をかけて発酵させ、容器に充てんします。配合は商品の元を作ることなので、とても繊細で丁寧な作業が求められます。 特に、当社の「小岩井生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」という商品は、一般的なヨーグルトに比べ、手間暇をかけて作っていますので、かなり大変です。でも、その手間暇をかけただけの、なめらかな食感とおいしさには自信をもっています。

(數間さん)機械に限らず、配管や電気設備など幅広く、工場全体の施設整備のメンテナンスや管理を行っています。壁の修理や水(塩素などの濃度)の管理など、多岐にわたっています。機械についても、製造現場の人からヒアリングを行い、独自に改造するなど、使いやすく、安全な環境整備のために日々努力をしています。

 


仕事を通して、嬉しいと感じたことはありますか?

(數間さん)現場で働いている方の困りごとや要望を解決できたときに「良くなった」とか「ありがとう」といった声をもらうとやりがいを感じます。お客様と直接接することは、ほとんどないのですが、工場内部の方と関わることで、メンバーから頼られる存在になりたいです。あと、最近、新幹線に乗った際に、外国の方が自社の「のむヨーグルト」を美味しそうに飲んでいる姿を見た時は、すごく嬉しかったです。

(風戸さん)自分が携わった商品が店頭に並んでいて、購入されて減っているのを見た時が嬉しいです。そんな時は、もっと購入していただけるように、思わず商品を前に出したりしてしまいます(笑)

 


この仕事でつらかったことはありますか?

(風戸さん)「小岩井生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」は、商品名にもある通り原料は牛乳のみです。その牛乳は、生きた乳牛から搾乳しているので、当たり前ですが、毎日微妙に成分が異なります。牛乳は、夏は薄く、冬は濃いといった違いがあります。さらに、日々の環境の変化もあるので、そういったことも予測して作らないといけないので、かなり気をつかいます。逆にミスをしてしまうと、1回でトン単位の廃棄が出てしまうなど、プレッシャーもあります。  このようにヨーグルトの原料をつくる配合という業務は、調節が難しく、苦労も少なくないのですが、その手間暇を沢山のお客様がきちんと理解、評価していただいて「おいしい」と言ってくださるので、とてもやりがいがあります。

(數間さん)ずっと前に、スモークチーズ用の段ボール箱を組み立てる機械が故障したことがありました。一生懸命修復しようとしているんですけど、中々難しくて、でもラインを止めたら廃棄になってしまうし、迷惑をかけてしまうので、現場のラインさんが必死に手で組み立てて、ラインを維持しようとしてくれていたんです。  その姿を横で見ながら、時間との勝負の中で、作業をしていた時のプレッシャーが凄かったです。修理できた時は、かなりの達成感がありました。

 


今後どのようなことをしていきたいですか?

(數間さん)今と変わることなく、施設をしっかりと維持し、製造部門に迷惑がかかることにならないようにしていきたいです。機械の制御が好きなので、機械のことをもっと勉強し、極めていって、皆が使いやすいような環境を作っていきたいです。

 

(風戸さん)まずは、自分が担当しているヨーグルトのことを完璧になりたいと思います。そして、いつかは、乳酸菌を生かした製品開発にたずさわる仕事につきたいです。そのためにはまず、製造工程を完璧に学び、今後に活かしていきたいです。

 


 


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本物づくりのまちとしての狭山市

狭山市は、大企業に限らず、国内トップクラスの技術や製品を有する中小企業が多く立地していると同時に、市内には「モノづくり」に対して熱意を持ち、真摯しんしに向き合う人々が多く働いております。

脈々と受け継がれてきた市内企業の優れた製品や技術、働く人々の存在は、「本物」のモノづくりを行う狭山市の大きな原動力であり、貴重な地域資源です。

狭山市では、素晴らしい製品と技術を有する企業と熱意を持つ人々を積極的に紹介し、特に若い世代にモノづくりへの興味と関心を持っていただくと同時に「本物づくりのまち 狭山市」ブランドを確立してまいります!!

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