漫画「とろける鉄工所」ってご存知ですか?ある地方の鉄工所で働く溶接工たちの日常をコメディタッチで描いたものなんですが、実は学生の頃に読んでいて影響を受けたんです。それで専門学校で金属加工の勉強をして、この業種で且つ社会に役立つモノづくりの会社に入りたいなぁと思っていました。
世の中には色々なものがありますが、使い手の顔が見える機械をつくりたいと思っていました。階段昇降機等、メジャーなものではないけれど、サンワのモノづくりは社会に必要で且つ使い手の役に立つものですね。
1-2年目は主に溶接を担当しました。3-4年目からは機械加工をやらせてもらっています。仕事の醍醐味は「組み立てられるようにつくること」ですね。つまり、ただ単純につくるのではなくて、「今、自分が行っている作業は最終的にどう組み立てられるのか?一つ一つをどのように接合することで全体として形成されるのか?」を考えてやることが奥が深くて面白いです。
目の前の作業にただ追われていた入社時は間違えて溶接したことで、一つ直すのにすごく時間がかかったことがありました。そんな時、親身になって教えてくれる先輩がいてくれました。ただ、先輩との技術力の差は感じる一方なので、一日でも早く追いつくために逐次、周りと確認を取りながらやることを心掛けています。
これまでは機械加工がメインだったのですが、加工プログラミングを任されたことです。元々、パソコン関係が好きだったこともあって、会社が導入した新しい大型機器のプログラミングをゼロからやることを任されたことは嬉しいですよ。人に信頼されるって嬉しいじゃないですか!
ものづくりは創意工夫だと思います。日々の仕事の中で向上心があれば発見も多い。何となく仕事をするのではなくて、ものづくりの先を考えていくこと。そして、一人ひとりの作業が世界を回って、まだ見たことのないお客様からの感謝の言葉に代わっていけったらいいなと思います。サンワの納入先は海外が多いですしね!この会社には「まずやってみよう!」という風土があるので、これから入社される方もどんどんチャレンジしていってほしいと思います。
狭山市は、大企業に限らず、国内トップクラスの技術や製品を有する中小企業が多く立地していると同時に、市内には「モノづくり」に対して熱意を持ち、真摯しんしに向き合う人々が多く働いております。
脈々と受け継がれてきた市内企業の優れた製品や技術、働く人々の存在は、「本物」のモノづくりを行う狭山市の大きな原動力であり、貴重な地域資源です。
狭山市では、素晴らしい製品と技術を有する企業と熱意を持つ人々を積極的に紹介し、特に若い世代にモノづくりへの興味と関心を持っていただくと同時に「本物づくりのまち 狭山市」ブランドを確立してまいります!!